伺かスピンオフゴースト企画「しらないきみをしる!」の開催準備をしてみて:前編

初めに

この記事は 伺か Advent Calendar 2023  12/8(金) の記事です。
前回の記事は 生駒精華さんの ちょうど1ヶ月後開催! 伺的もくもく会@大阪19の告知 でした。

この記事では、公開期間が月末に迫る伺かスピンオフゴースト企画「しらないきみをしる!」の企画開催に当たって考えたことを、備忘も兼ねてまとめておきます。

まだこの企画がどう転ぶかわかりませんが、企画の成功を祈りつつ……

 

自己紹介

本日は ごーとう がお送りします。
大学生の弟ゴースト「bro.M」などを公開しているそこら辺の人です。
よろしくお願い致します。

 

伺かスピンオフゴースト企画「しらないきみをしる!」とは

既存のゴーストに登場するキャラクターについて、新たな別の一面描いたゴーストを公開しましょうという企画です。

企画の拠点となるサイトはこちら。


伺かスピンオフゴースト企画「しらないきみをしる!」

shira-shiru.studio.site

 

企画の締め切りは近いですが、駆け込みで参加いただける方もぜひお待ちしてます!

 

パッケージ方式の企画について考える

まず前提として、ぼくは伺かの長い歴史の中でたくさん開催されてきたであろう企画のうち、近年開催された極一部のイベントしか知らない上でのお話になることをご了承ください。

ぼくが過去に参加したことのある企画*1であったり、近年見かけた企画*2では基本的に、主催が参加者からメールなどでゴーストのデータを受理した後、それらをまとめてNARなどにパッケージ化し、一斉に公開する形をとっていました。
こういった企画をここでは便宜上、「パッケージ方式」と呼んでみることにします。

パッケージ方式の公開のメリットはこのあたりでしょうか。

 主催者目線
  ・一斉に公開することで話題を誘え、イベント性が高い
 参加者目線
  ・選り好みされず一括で導入してもらえる
  ・企画での公開、作者側での公開の2回注目してもらえる機会がある
 ユーザ目線
  ・企画ゴーストを一括で導入できる

対して、デメリットとして考えられるのはこのあたりです。

 主催者目線
  ・責任という面でも手間という面でも負担が大きい
 参加者目線
  ・ゴーストデータが一度自分の管理下を離れる
   (=提出後の修正は主催の協力が必要であり、容易に修正できない)
  ・作者側でもう一度作品を公開する必要がある
 ユーザ目線
  ・興味のないゴーストも導入することになる

メリットもデメリットもありながらも、「企画といえばこの形式」という感じで、一番なじみがありよく採用されるのがこのパッケージ方式なのであろうと思います。

 

インデックス方式の企画の提案

今回企画の開催を考えるにあたって、前述の「パッケージ方式」は面倒くさがりのぼくには向いていないのは分かりきっていました。

参加者もユーザも、別に主催が苦しみながら企画を運営することなんて望んでいません。なので、ぼくでも開催できるくらい責任も手間もなさそうな企画のかたちとして考えてみたのが、今回の「しらないきみをしる!」の企画の方式です。

ざっくり以下のような形です。

1)企画側で数日の「公開期間」を定める
2)参加者には公開期間中に各々でゴーストを公開してもらい、
  その後に企画へ「参加条件を満たしたゴーストを公開した」と参加応募を出す
4)企画サイトにゴーストのDLページがリンクされる
5)ユーザは企画サイトの一覧から企画参加ゴーストを迎える

いかがでしょうか?
主催側の負担がぐっと減っているのではないでしょうか。

企画サイトが所謂目次のような役目を担うことから、便宜上これを「インデックス方式」とでも命名しておきます。

当然ですが、作者さんたちの大事な作品は作者さんたち本人に送り出してもらうのが一番ぼくに責任も手間もありません。企画側は応募いただいたゴーストさんたちを紹介し、各DLページへユーザさんたちを送り出すだけ。

そして参加者側の目線で考えても、作品に関するすべての手綱を自分で握れるわけですから、気が楽な側面があるはずです。一度提出してしまったら修正が容易でないパッケージ型とは違って、公開ぎりぎりまで何度修正を掛けても誰にも迷惑をかけないし、公開後にも修正をかけ放題です。

が、残念ながらもちろんデメリットも沢山あります。
インデックス方式のメリットデメリットを整理すると以下のようになりそうです。

メリット

 主催者目線
  ・ゴーストデータを直接扱わないため、内容に責任を負う必要がない
   (=アップ先のサーバの規約を満たしているかデータを精査する必要がない)
  ・パッケージングの手間が発生しない
 参加者目線
  ・ゴーストデータは終始自分で管理できる
  ・企画終了後に自分で改めて公開する必要がない
 ユーザ目線
  ・好みのゴーストを選んで導入できる

デメリット

 主催者目線
  ・応募を受けるごとにサイト更新の手間が発生する
 参加者目線
  ・企画に興味のあるユーザに必ず導入してもらえるとは限らない
 ユーザ目線
  ・一体一体導入する手間がかかる

メリットともデメリットとも言えない部分として、公開を作者さんの手元で行ってもらう都合上、一斉に公開して話題を集中させることが恐らく難しいです。ですが、公開期間内の好きなタイミングで各々が公開の告知をかけるため、他の企画参加ゴーストに埋もれてしまわない工夫ができるかもしれません。参加者次第ですが、参加ゴーストが公開されるごとに企画への話題性も維持されていくかもしれません。
今回1週間と定めてみましたがどう出るでしょうね。

 

結局、主催は楽をできるのか?

さて、パッケージ方式よりも主催が楽することを目的に考えてみた開催方式ですが……

参加者が各々ゴーストを公開した後のタイミングで企画側に参加応募が届くわけですから、企画側は応募受付期間の間は継続的にサイトに更新をかける必要があります。

あれ? それって結局大変じゃない?

多分大変です。
(めちゃくちゃたくさんの参加者を見込んでいるわけではなく。いただける参加応募がどのくらいかに関わらず、不定期に、出来るだけ迅速に対応する必要がある作業が発生するであろうという点で)

なのでツールを使ってちゃんと楽をする方法を考えていきます。

既に参加ゴーストのデータに対する精査の手間や責任から逃れているインデックス方式の企画の主催にとって、残る負担となる部分は主にこの辺です。

 ・参加応募の受付の手間
 ・受け付けた内容をサイトへ反映する手間

なので今回は、「STUDIO」というサービスと「Googleフォーム」を組み合わせてこの二つの手間を軽減する形を考えました。

 

後編へ続く……

記事が長くなりそうなので、今回は開催方式のことだけに話を留め、ここで記事を区切ります。

恐縮ですが12/19(火)にもアドベントカレンダーの枠を頂いていますので、次回は「STUDIO」と「Googleフォーム」それぞれのサービスの紹介や、実際にどのように運用するつもりかなどお話できたらと思っています。

 

アドベントカレンダーの次回予告

明日12月9日(土)は 瑞樹ユラ さんが担当されます。
よろしくお願いします!